木彫分館:漆彩光陰

木彫分館:漆彩光陰

Wood Sculpture Gallery-Surface Decoration on Wood Sculpture
200C 展示ホール

仏教木彫造像が初めて出現した頃から、已に中国芸術の表面装飾の技巧が融合していました。中でも生漆による髹塗(キュウシツ)や敷布彩料は突出且つ重要な木彫二大表面塗装技法となっています。

今ご覧になっている薄い表面装飾は、その実、已に多くの工程を経て施されたもので、工芸手法に極めて高い技術を求められる手工芸の伝統と言えます。一筆一筆の塗布・臼挽き・暈染(ウンゼン)・鈎勒は、全てに工匠の魂が投入され、全てに心願と手工芸技術が織り混じっています。

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