心中丘壑-館蔵書画
心中丘壑-館蔵書画
Landscapes of the Mind - Calligraphy and Paintings from the Museum Collection
301D 展示ホール
本展示ホールでは宋代から現代の書画を展示し、文人たちの心の軌跡をたどります。文人という概念は、勉学をもって世の中を変え、修身治国を己の務めとした古代の知識分子が由来です。歴史の変化に伴い、文人は在朝、在野の異なる社会的地位にあって兼善と独善の間で葛藤し、不遇に傲然と構える一方で、世俗を捨て隠遁する矛盾も抱えていました。
書は心の絵画です。書画芸術は小道ではあるものの、文人が幽居で学問を修めつつ、心のままに己の抱負を示す手段でもありました。
燦然と輝く風雅の道。文人の書画は当代文化の代弁者であり、筆先に託した志と思いが、文人の心中の丘壑をありありと伝えています。

行書対句「清璋・瑤簡」(中国古代の篆書の一種)

台本「王観宇の陽明山参詣詩の韻を辿る」

静かな夜のメロディー
