集王三蔵聖教序碑

集王三蔵聖教序碑



672 C.E.

拓本 たくほん

242 cm

101D 千載豊碑-碑像と仏教拓本
「三蔵聖教序」は唐代以後、全部で四つの石碑があります。一つは現在西安の大雁塔に所蔵されている653年に立てられた褚遂良が書した「雁塔聖教序」である。二つは現在西安の碑林博物館に所蔵されている663年に立てられた褚遂良が書したと伝えられる「同州聖教序」である。三つは657年に立てられた王行満が書した「王行満書聖教序」とも呼ばれて、現在の河南省の偃師市にあります。四つは本碑、「懐仁集王聖教序」とも呼ばれて、現在西安の碑林博物館に所蔵されています。唐代の懐仁法師は648年から672年まで、25年間かけて宮中から晋時代の王羲之の字を拾い集めて石碑に刻まれた。それで、現在残されている王羲之の法帖と同じ筆跡が伺えることができるし、唐代の模本とほとんど筆跡が酷似します。全部で1,904文字、歴代から王羲之の字が一番数多く保存されていると考えられます。本碑によって王羲之の書は後世に伝えて、王羲之の書を学ぶいい模本とされます。さらに、石碑の上には七仏が彫刻されたので、「七仏聖教序」とも呼ばれます。唐太宗李世民の序、唐高宗李治の記と王羲之の書と三つ合わせて「三絶碑」とも呼ばれます。
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