青花宝月瓶
青花宝月瓶
清
1736-1795 C.E.
磁器
48 cm
304C 宝華供養-当博物館所蔵の珍品
1736-1795 C.E.
磁器
48 cm
304C 宝華供養-当博物館所蔵の珍品
宝月瓶、または「抱月瓶」と呼ばれ、このような形は明の永楽年間(1403-1424)に作り出されました。この形は乾隆帝に上品とされ、再び製作されました。長い首に小さい口、丸く平たい腹、輪状の高台、首と肩の間は二つの竜の形の両耳が付いています。高台の底には「大清乾隆年製」の篆書の落款があります。頚部に「海水江涯」の文様が施され、これは明と清の時代の皇室の日用品によく見られる文様で、「江山永固」(国土が永遠に堅固である)という特別の意味があります。瓶の全体にコウモリ、纏枝宝相華など官窯の典型的な文様が描かれ、腹の真ん中に突き出した部分に「寿」字が書かれています。製作技法は繊細で、釉薬の下の染付は重い筆で書き入れ、これは明代永宣青花の濃い褐色の点を真似して復古の効果を生み出します。よく整えた形、繊細な染付の描写、全体的はなめらかで静寂で、風雅な皇室の雰囲気が漂っています。

