『妙法蓮花経』写本残巻

『妙法蓮花経』写本残巻



618-907 C.E.

黄紙墨書

25 cm

201D 経以伝法-仏教典籍と伝承
唐代の写本『法華経』の「妙音菩薩品第二十四」。一行十七字、二十八行のみが残っている。南北朝から隋・唐時代にかけ、写経の書法は歴代儒学者の努力や仏教の発展と相まって、丁寧で見やすさを追求したものから優雅な書法芸術へと発展していった。この法華経の残巻は唐代の写経書法の逸品であり、黄紙に書された筆跡は力強く優雅、丁寧かつ謹厳なことから熟達者の手に成るものと思われる。
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