法界人中像
法界人中像
北斉
550-577 C.E.
石灰岩
53 cm
101C 釈迦本懐-教理と図像
550-577 C.E.
石灰岩
53 cm
101C 釈迦本懐-教理と図像
法界人中像は華厳経の教主盧遮那仏であるとされる。盧遮那は「浄満」と訳され、「光明遍照」を意味する。「法界人中像」は「遍一切処」や「光明遍照」の意を備えると同時に「法界諸法」の理をも説いている。この立像は全体に色彩画が施され、一部に金が残っている。体に描かれているのは六道衆生の情景や仏伝故事であり、青州系統の華厳教理に基づく法界人中像であると思われる。教理と図像が結合した、仏教芸術の特色を存分に表した作品と言えよう。




