曹全碑
曹全碑
東漢
185 C.E.
紙本拓本
186 cm
302D 時代書魂-歴代書法拓本
185 C.E.
紙本拓本
186 cm
302D 時代書魂-歴代書法拓本
曹禅碑は後漢郃陽県の県令曹全を記念して立てられたもので、曹全の優れた人格や治績が記載されている。また、黄巾の乱についても触れているため、漢末における農民蜂起の研究に重要な史料を提供している。碑文の書体は八分隷。明代万暦年間に陝西郃陽の跡地から出土し、出土時間が比較的遅かったため、碑文の大部分が完全な状態で保存されていた。清代康煕年間に中央部が断裂。現在は西安碑林博物館に収蔵されている。曹全碑は漢代晩期の石碑に見られる秀麗でたおやかな書風を代表するものであり、書家の間で極めて重視されている。

