比丘 満造釈迦牟尼仏像
比丘 満造釈迦牟尼仏像
東魏
540 C.E.
石灰岩
168 cm
201C 翔龍嘉蓮-青州様式の造像
540 C.E.
石灰岩
168 cm
201C 翔龍嘉蓮-青州様式の造像
主尊は螺髻を結い、清楚な面立ちにうっすらと笑みを浮かべている。着衣は褒衣博帯式。袈裟の下に僧祇支という下着を身に付け、帯を前方中央で結んでいる。手は施無畏印と与願印を結び、裸足で蓮台に立っている。二尊の脇侍菩薩は頭上に宝冠を頂き、冠繪を肩まで垂らし、帔帛を身に付けている。それぞれ蓮のつぼみ、浄瓶、桃形の鍵を手に持ち、瓔珞が腹の前でX字形に交差している。本三尊像は山東青州地域の造像スタイルをよく表しており、雄壮でありながら微に入り細を穿っている。



